秘伝中の秘伝と言われる「千里診脈」。
これは遠く離れたところにいる人の
健康状態をみる方法です。
宮中の皇后や妃殿下の健康を保つ為、
道家の秘法「懸糸診脈」(けんししんみゃく)
をもとに発達した秘伝です。
昔の中国では、たとえ医師であろうと
皇后や妃殿下の顔を見たり
身体に直接触ることはできませんでした。
そこで道家の診察者は、
皇后や妃殿下の身体に巻いた紐を
衝立で隔てたところで手に持って脈を診てました。
これで身体の良くないところを知ったのです。